福岡政行氏 講演会 vol-2

 それでは本論に入ります。まずは政界の裏話です。これが真実なのでしょう。昨年の自民党総裁選挙の実態をはじめとして、衆議院選挙における各政党の動きをお聞きしました。活字に起こすことは複雑な気分ですが、「政治の世界の実情は権力をいかに自分のところに集めるか?その人の実力はその次になってしまうんだなぁ・・・」という実感を抱きました。当時、自民党総裁であった谷垣氏は再選を目指して支持を集め出した頃、石原氏が自民党の重鎮を味方にして、立候補の意思を表明しました。その中心的な働きかけをしたのが父の石原慎太郎氏だというのです。国を思ってのことなのか?息子のため、石原家の悲願みたいな感じがします。東京都知事も突然辞めたのも本音は違うところにあるのかもしれません。主張していることは私も同感しますが、この変わり身の早さを知ってしまったとたんに、私は石原氏の人間性に疑問を感じました。

 谷垣氏はそのような背景から出馬を断念し、石原氏に一本化されました。気の毒です。そして、安倍氏は麻生氏に頭を下げて支持を得たそうです。そのつながりは今では総理、副総理・財務相という密な関係を見ても明らかです。石破氏は絶大な地方票を得ていましたが、国会議員の票は集められていないのが弱みでした。「総裁選で2番までに入れば、国会議員の投票で勝てる!」という目論見がその通りになりました。これが安倍総裁誕生の背景です。そして、昨年末の衆議院選挙で自民党は与党に返り咲き、総裁は自動的に内閣総理大臣になりました。石破氏も気の毒です。どんなに支持を得ても二番手であり、この流れで行きますと、安倍首相の次は麻生首相というシナリオになっていて、「麻生氏は次をやりたがっている」と福岡氏は指摘しています。

 日本維新の会も橋下氏の勢いが弱まった気がします。そもそも石原慎太郎氏の太陽党と一緒になったことも少し違和感を感じました。合併に際して「橋下氏は石原氏以外はいらない・・・」という旨の発言をしたそうです。それを聞いた太陽党の平沼氏は橋下氏の言動に怒りを覚え、反論しようとしましたが、今、喧嘩別れしては今後の動向に影響が出ると思い、じっと我慢したそうです。橋下氏の傲慢さには私もいかがなものか?と思いました。自分より年齢が上の人に対してはそれ相当の口のきき方があるでしょう。そして、彼もすぐに発言が変わるところも疑問です。即断して行動することはリーダーにとって大事な要素ですが、その背景をよく考慮して行動しているのか?という一度立ち止まって考えてみることも重要でしょう。大阪 桜宮高校の体育科の受験を入試間際になって廃止したりする行為は非情です。今起きている現状の根幹を掘り下げて考えるのではなく、表面的な対処で済ませてしまう・・・。それに対してはこれまでの主義、主張は重視しない・・・。石原氏と橋下氏の共通な要素は「変わり身が早い」ということでは合致しています。

 みんなの党も党内はみんなバラバラだそうです。このまま行けば、今年の参議院選挙は自民党の圧勝という結果になるそうです。うなずけます。また、福岡氏は「自民党で新たな勢力を起こすとすれば、石破氏が小泉氏をはじめとする若手議員と手を組み、戦えば面白い・・・」と。この若手勢力には、私も信奉する平将明氏も含まれていると思います。既存の枠を考えず、「国のためによいことはよい、悪いことは悪い」という、しがらみのない明快な判断で政治をしていただきたいです。

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