瓦棒葺の改修 vol-2

 前回、「瓦棒葺の改修 vol-1」(10月30日)を書かせていただきましたが、その後だいぶ時間が経ってしまいました。すみません。今後はそれほど空けずに掲載していきますのでお付き合いください。前回の続きです。まずは雨漏りの原因から検証していきたいと思います。現状はこのような屋根です。これまでも塗装を何度か繰り返してきましたが、腐食が進行し、錆も出てきましたので塗装以外の対処法が必要な段階になってきました。
画像


 増築を重ねてきました建屋ですので、内樋になっています。端部は壁からも雨水が排水されるようにオーバーフロー管を兼ねた竪樋が設置されていました。そして、これは内樋の宿命ですが、落ち葉やゴミがたまりやすく、それらが、落し口に付着しますと排水機能が麻痺し、内樋の水位が高くなり、オーバーフローし、雨漏り、漏水を招きます。
画像


 そして、瓦棒葺のキャップの先端がつぶされていて、雨水が廻りやすい状況になっているのも気になります。
画像


 また、瓦棒葺の軒先部分のドブ(平らな部分)の方が先端部分より低いため、雨水がたまった跡が見受けられます。鉄板が長時間、水気にさらされることは思わしくないことです。腐食してしまいます。蛇足ながら、これは経験則ですが、一般的に「鉄板は錆びやすい」という印象が強いと思います。しかし、私は「そんなことはない」と反論します。水気にさらされると腐食して錆びやすいですが、水がしっかりと切れて、乾燥された状況下では錆びにくいです。ですから、そのような乾燥状態を作り出すこと、しっかりと水が切れる納め方が鉄板を長持ちさせるキーポイントであり、雨漏りを防ぐことができるのです。
画像


 軒先部分の補修としてテープが貼られていました(右側の軒先部分)。おそらく、鉄板が腐食してボロボロになってしまったのでしょう。これも不安要素です。
画像


 以上の点が気になりました。雨漏りは「これが一番の原因だ!」というのは屋根に穴が空いていない限り、限定することはできません。不安要素を一つ一つ消していき、それらがすべて解消できるように対応することです。その一番の近道がカバールーフ工法なのです。次回はいよいよ施工段階に入ります。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • オークリー サングラス

    Excerpt: 瓦棒葺の改修 vol-2 Make Happiness/ウェブリブログ Weblog: オークリー サングラス racked: 2013-07-03 19:13