愛国無罪

 尖閣諸島の領有権を発端に中国で反日デモがエスカレートしています。現地の日本企業の建物が放火、破壊、略奪されてあまりにもひどい光景が報道されています。「ここまでやるのか・・・?」と目を疑うほどの中国人の傍若無人な行動に怒りを覚えます。愛国無罪。愛国心を全面に出す行為は無罪になるのだそうです。それでは、「何をもって愛国か?」と訊きたくなります。暴動を起こすこと自体が罪でしょう?中国当局も取締りが甘いです。

 昨日、国際交流サッカー大会前橋市長杯に出場している中国・杭州緑城チームのスタッフの方々に今回の反日デモについて尋ねました。懇親会の際に、「もしこの件でケンカになったらどうしよう・・・?」と不安感を抱きながら質問したのでした。実は、ここ数日の中国のスタッフの方々の言動を見ていました。非常に温和で礼儀正しいのです。テレビで報道される中国人とは正反対です。「訊いても大丈夫ではないか・・・?」と思いました。彼らは答えてくれました。今回の暴動を起こしている人は、定職に就かない人、出稼ぎ労働者、学生がほとんどで、社会的に低い地位の人々が大半で、訳も分からずウサ晴らしで暴れている人もいるとか・・・。「どうしようもない・・・」と杭州緑城チームの方々も呆れていました。このような見解を持つ中国人もいることに安堵感を覚えました。

 テレビのニュースを見ると、暴動だけがクローズアップされていて、派手なことをやらかすと面白おかしく報道する姿勢も賛同できません。そして、彼らがどのような社会的地位の人間であるか?等、伝えていません。これだけ見ると、中国人全体の評価が低下します。暴徒化した彼らは日本が中国の経済発展に貢献したことなど教えられていないのでしょう。多くの分野で日本企業が中国に技術を伝え、その礎によって現在の世界的地位を獲得できたことを知らないのでしょう。このようなことを教わっていれば、普通の人間だったらこのような行動はしないでしょう。空しさのみが残ります。善意が踏みにじられ、自分達の都合いいように解釈されていることに腹立たしい気分になります。

 今回の暴動、放火、破壊、略奪等は完全に犯罪であり、その補償金額は莫大な額です。復旧に際してこれも日本が負担するのでしょうか?早急に日本政府が中国政府に抗議をして、毅然とした態度で賠償請求をするべきです。そして、尖閣諸島も国有化して満足しているのではなく、目に見える形で実効支配の動きを進めるべきです。このままですと、中国に先を越され、北方領土、竹島の二の舞になりかねません。

 有事であることの認識が欠如しています。この国は誰が支配しているのでしょうか?どうも野田総理大臣の一存では決められないようです。国益に関することになると行動を起こさず、事なかれ主義に向かってしまう・・・。いつもこのパターンです。本日は怒りの文章になってしまったことをお詫びいたします。

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