ありがたいご配慮

 今月初めに一般の方から防水工事を受注しました。今月末には正式契約の予定でしたが、先日、その方からご連絡をいただきました。今回の大震災で身内の方が被災されてしまったそうです。現時点では非常に落ち着かない状況ですので今回の工事を保留にさせていただきたいとのことでした。これは致し方のないことだと思いました。こちらとしては被災者の方々に対して義援金、節電等ぐらいしかできませんが一日も早く通常レベルの生活ができることをお祈りするばかりです。

 その旨を本現場を見ていただいた協力業者の社長さんに連絡しました。「私達は何もできませんが、現在、雨漏りでお困りでしょう。倉庫に残っている資材を使用して最低レベルの処置をしましょう。完全には雨漏りは止まりませんが少しの間は大丈夫だと思います。手間は何とかこちらで工面します。お代は要りませんのでこのことが私達ができるお見舞いとして捉えていただければ幸いです・・・」と協力業者の社長さんは進言してくださったのです。この発言に私は心を打たれました。そもそも、今回の工事は雨漏りで悩んでおられて弊社に打診してくださったのです。こちらとしましては、「これを解消しなくてはいけない」という想いでこれまで取り組んできました。様々な提案をさせていただき、ようやくご賛同をいただいた矢先の出来事でした。このような状況になってしまい、防水工事ができなくなるのは「雨漏りが止まらない」ということです。これはお客様にとっても残念だと思います。

 今後の動向によっては何とも言えない中、このような判断をされた社長さんに敬意を表します。お客様を思う気持ちの表れだと思います。早速、上記のことを提案させていただいたところ、喜んでくださいました。落ち着きましたら、その時に考えてくださればよいのであって、今は応急処置をさせていただくことが最大限のご奉仕だと思います。そして、このような志の高い方と仕事をさせていただけることを誇りに思いました。

 

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